2009年5月に読んだ本

5月に読んだのは全29作。
噂の『1Q84』も読みました。
発売2週間で100万部突破のこの本、噂というよりはもはや社会現象?
まだ読んでない人や読みかけの人もいると思うので感想は書かないけど、
いやー、面白かった。
なぜだかこの本読んだ後、1週間くらい読書する気になれなくて
困りましたけど。
春樹を読んで同じ症状に見舞われた方、ご一報ください。
1Q84』明けによく効く本をご紹介できます(たぶん効きます)。
そのほか、梨木香歩さんの久しぶりの新刊、
やっと文庫になった古川日出男の短編集など。
後半、ハイレベルな作品を立て続けに読むことができ、
なかなか贅沢な月でした。


そんな5月のベスト10はこちら。

  • 5月に読んだ本の内訳


■少年たちのおだやかな日々 (双葉文庫)
全然おだやかじゃなかった。(涙)
読了日:05月01日 著者:多島 斗志之

■殺人を一パイント (創元推理文庫)
読了日:05月03日 著者:アリサ クレイグ

■クジラの彼
予定調和なベタ甘万歳。一番好きなのはどれか、決めかねる・・・。でもやっぱ望のめんどくささが堪能できる『有能な彼女』でしょうか。
読了日:05月04日 著者:有川 浩

■私たちの退屈な日々 (双葉文庫 た 15-2)
”少年たちのおだやかな日々”に続き、全然退屈じゃないです。どちらも真っ黒なお話なんだけれど、こっちのほうが私としては好きだな。どれもこれも、最後のひとひねりにこの人独特の味が出ている気がする。
読了日:05月05日 著者:多島 斗志之

■脇役スタンド・バイ・ミー
読了日:05月05日 著者:沢村 凛

■ぶたぶた (徳間デュアル文庫)
読了日:05月06日 著者:矢崎 存美

■ぶたぶたの食卓 (光文社文庫)
読了日:05月06日 著者:矢崎 存美

■訪問者ぶたぶた (光文社文庫 や 24-6)
読了日:05月06日 著者:矢崎 存美

■ぶたぶたと秘密のアップルパイ (光文社文庫 や 24-5)
読了日:05月06日 著者:矢崎 存美

■そして、警官は奔る (講談社文庫 た 101-3)
読了日:05月07日 著者:日明 恩

■雨にもまけず粗茶一服 上 (1) (ピュアフル文庫 ま)
読了日:05月08日 著者:松村 栄子

■雨にもまけず粗茶一服 下 (3) (ピュアフル文庫 ま 1-3)
松村さんってこんな作品書く人だったっけ?びっくり。読みやすく面白く、言うことなしの作品でした。
読了日:05月09日 著者:松村 栄子

■冷たい銃声 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-49 スペンサー・シリーズ)
水戸黄門より安定感あるスペンサーシリーズ。毎度新刊出るたびに買っちゃう私はどうかしてるんでしょうか。ヴィニイがiPod持ってるところに時代を感じました。
読了日:05月09日 著者:ロバート・B・パーカー

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)
読了日:05月10日 著者:中島 らも

ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)
読了日:05月10日 著者:中島 らも

ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)
面白かった!エンターテイメント本として、この3冊の構成はバランスがいいなぁ。個人的にはアフリカな2巻が一番楽しかった。
読了日:05月10日 著者:中島 らも

■ブラック・リスト (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 2-18)
ひさびさにV.Iシリーズ。これがゴールドダガー賞なのは少々意外。911後の世界を描いているからかな。
読了日:05月11日 著者:サラ パレツキー

■ウィンディ・ストリート (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 2-19)
ヴィクの元気さについていけなくなりつつある自分を発見。年だろうか。もすこしうまく立ち回れないのかなーとか思ってしまった(まあ、そういうことできないのがヴィクなんだけど)。このシリーズにしては珍しく、女子度成分が高め。
読了日:05月12日 著者:サラ・パレツキー

ドゥームズデイ・ブック〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
読了日:05月14日 著者:コニー ウィリス

ドゥームズデイ・ブック〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
さすがコニー・ウィリス、この長さにも関わらず一気に読んでしまった。(インフルエンザが流行り始めている時期に読むものではなかった気がするけど。)『犬は勘定に〜』とのフィンチの違いにびっくり。フィンチに何があったのだろうか。
読了日:05月15日 著者:コニー ウィリス

犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)
読了日:05月16日 著者:コニー・ウィリス

犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (3) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7)
文庫化につき再読
読了日:05月17日 著者:コニー・ウィリス

■マイナークラブハウスの森林生活 (ピュアフル文庫 き 1-3 minor club house 2)
読了日:05月19日 著者:木地 雅映子

■ルート350(サンゴーマル) (講談社文庫)
古川日出男の文章はいつ読んでもシャープで、「同時代に読む」ことに意味があるような感覚になる。これまで『gift』を今年のベスト10に入れていたけれど、こっちがベスト10入りだな・・・。
読了日:05月20日 著者:古川 日出男

■ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件 (創元推理文庫)
読了日:05月25日 著者:北村 薫

■肝、焼ける (講談社文庫)
読了日:05月28日 著者:朝倉 かすみ

■f植物園の巣穴
梨木さんの、久しぶりの新刊。少し古い、美しい語り口の日本語は『家守綺譚』を思わせるけれど、読み進めていくと『沼地にある森を抜けて』のほうが近いかも、という気がした。大いなる再生の物語、堪能しました。
読了日:05月29日 著者:梨木 香歩

1Q84(1)
読了日:05月30日 著者:村上春樹

1Q84(2)
一気に読みました。これって続きが出ますよね?できればこのままでは終わらず、Book3が出て欲しいです。しばらくは月を見上げることが増えそうだなぁ。
読了日:05月31日 著者:村上春樹