2009年9月に読んだ本

続いて2009年9月に読んだ本。
いいの、個人的な記録なんだからいつ書いてもいいの。(言い聞かせる)
9月の読了本は16冊でした。少なっ!
なんかこの時期、仕事でいっぱいいっぱいで気持ちに余裕がなかったのか
ガツンとした本に手が伸びず、エッセイや短編に走っていた感があります。

  • 特に良かったもの

そんな中でも良かった本は『神の守り人』『獣の奏者
ガツンとした本を避けていたはずなのに、これだけは見過ごせず
読んでしまいました(で、思いっきりはまってしまいました)。
特に獣の奏者。ずっしりした物語で、素晴らしかった。
2冊で終わりじゃなく、続きが出てるんですよねこれ。
読みたい…。文庫になるまで待てるだろうか…。
吉田篤弘さんの『それからはスープのことばかり考えて暮らした』
も良かったです。
つむじ風食堂の夜』に続く作品なんですね、これ。
3部作だそうなので、最後の1作も楽しみです。
田中啓文さんの「笑酔亭梅寿謎解噺」シリーズも
サクサク読めて、面白かった。
なんか、茶道の家元のおうちに生まれちゃった男の子の話
(すいません、タイトルど忘れ)にも似た読後感でした。
ちなみにこれが初田中作品…。思いっきり王道をはずした気がする。
積んである『蹴りたい田中』も読まなくては。


あとは、文庫になったら買うと決めていた桜庭さんの読書日記
これで読みたい本が30冊以上増えました。
「街には新刊があふれているけれど、本くらいは右へならえするな!
みんなと違うものを読め!」という桜庭さんの感覚、大好きです。
さっそくクリスチアナ・ブランド『緑は危険』なんて読み返してみて
びっくりするくらい内容を忘れている自分を発見しました。


  • 読んだ本の内訳

■千両花嫁―とびきり屋見立帖
読了日:09月02日 著者:山本 兼一

■覚えていない (新潮文庫)
読了日:09月03日 著者:佐野 洋子

■続・垂里冴子のお見合いと推理 (講談社文庫)
読了日:09月04日 著者:山口 雅也

■神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)
読了日:09月05日 著者:上橋 菜穂子

■神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)
読了日:09月06日 著者:上橋 菜穂子

■少年になり、本を買うのだ 桜庭一樹読書日記 (創元ライブラリ)
文庫になるのをずっと待っていた作品。予想通り、もーのすごく本買いたくなり
ます。みんな古い本を読め!との叫びに強く同意しました。
読了日:09月10日 著者:桜庭 一樹

■トリツカレ男 (新潮文庫)
音楽劇鑑賞につき再読
読了日:09月13日 著者:いしい しんじ

■緑は危険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 57-1)
読了日:09月14日 著者:クリスチアナ・ブランド

■ツアー1989 (集英社文庫)
読了日:09月17日 著者:中島 京子

■ほんわか! 本についてわからないこと、ねほりはほり!(MF文庫ダ・ヴィンチ) (MF
文庫ダ・ヴィンチ)
読了日:09月18日 著者:北尾 トロ

■ハナシがちがう!―笑酔亭梅寿謎解噺 (集英社文庫)
落語とミステリ、合うじゃん!楽しく読めて、落語の噺も少しだけわかって、な
かなかお得な一作でした。
読了日:09月23日 著者:田中 啓文

■ハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (集英社文庫)
最初の作品がおもしろかったので、弾みがついて手にした一冊。
こっちのほうが、話に無理がないかなぁ。続編が楽しみです。
読了日:09月23日 著者:田中 啓文

■それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫 よ 39-1)
読了日:09月24日 著者:吉田 篤弘

獣の奏者 1 闘蛇編 (講談社文庫 う 59-1)
読了日:09月26日 著者:上橋 菜穂子

獣の奏者 2 王獣編 (講談社文庫 う 59-2)
読了日:09月26日 著者:上橋 菜穂子

ボトルネック (新潮文庫 よ 33-1)
読了日:09月28日 著者:米澤 穂信