上海ブックストリートを歩いてみた
無事帰国しました。
6日しかいなかったので、遊ぶヒマはほとんどなかったんだけど、
上海で行った場所をご紹介。
「南京東路」という、上海で一、二を争う繁華街があるのですが
その近く「福州路」は本屋さんストリートとして有名らしいのです。
どんな感じ?神保町的?池袋的?と妄想が広がり、行ってきました。
お正月寸前だから、本屋さんなんて全部閉まってるかなぁと思ったんだけど、
いざ行ってみると一番大きい「上海書城」というお店があいてました。
(案の定、他のお店ははやばやと閉まっていました。
のぞいてみたい感じの小さいお店もあったんだけど・・・
長期出張しないとダメだねやっぱり。)
この上海書城というお店、ジュンク堂ばりに、7フロアあります。
ばーん。
これまたジュンク堂ばりに、座り読み用の椅子もあります。
疲れた人がぶらっと立ち寄れるスタバもあって、
なかなかいい感じです。
(椅子がない場所で、普通に床に足を伸ばして
読書中の人もいましたけど、本が汚れるからやめてほしい。)
各フロアには警備員のおじさんがいました。
万引き防止かしら。ビデオカメラより人件費か。
7フロアをぐるぐるして、行った先は外国文学コーナー。
日本人の本がどれだけ出てるかチェックしてきました。
まず、春樹は別格。村上春樹コーナーができてます。
ほかの日本人作家は「日本文学」というコーナーに
まとめて置かれていました。
中国語版だと、『舞!舞!舞!』村上春樹
→ ああ、『ダンス・ダンス・ダンス』か。とか、
漢字のおかげで、だいたいタイトルがわかるのが嬉しいですね。
東野さんの『白夜行』はそのままのタイトルで売られていましたし、
『嫌疑人X的献身(容疑者Xの献身)』も置いてありました。
(でも、妙に薄かった!どういうことだ?)
他にもタイトルでなんとなくあたりがつく本、多数。
内容(本文)はさっぱりわからないんだけど、
タイトルを見てるだけでおもしろかったです。
三島由紀夫、川端康成、森鴎外、夏目漱石のような大物や
春樹のようなビッグネームがあることは、ある程度予想していたけど
最近の作家さんの作品も、いろいろ翻訳されているもんなんですね。
鹿島田真希さんの『6000度の愛』も見かけたし
わかりやすいタイトル。
三浦しをんさんの『多田便利軒』もありました。
しかし。個人的な意見ですが、
『佐賀のがばいばあちゃん』とか『恋空』とか
『ホームレス中学生』が10冊以上置いてあるのはいかがなものか。
装丁でわかりました。
向こうの本屋さんの判断・・・というよりは、
日本の出版社が「これ売れるから!マジで!バカ売れだから!」
とか言ったのかしら。
あと、渡辺淳一がイヤに多いのが気になるなぁ(笑)。