映画『愛おしき隣人』

恵比寿に行ったので、見てきました。
愛おしき隣人
知らなかったんだけど、恵比寿ガーデンシネマは女性だけでなく
男女ともに水曜日は1,000円で映画が見られるのであります。
レディースデーじゃないところもあるのね・・・。
カップル向けの戦略だろうか。
予告編でやってた「ぐるりのこと。」も気になった。
西の魔女が死んだ」はとりあえず、マストで見ます。


さて、映画自体の感想ですが
「ぼーっと見たい人におすすめ」
「意味を求める人は見ちゃダメ(たぶん)」。
北欧のとある街に住む、普通の人々を淡々と撮ってる映画です。
メインストーリーとかはなく、延々と小さなエピソードが続く。
夢の中でテーブルクロス抜きに失敗して他人の食器(それも200年前の)を
粉々にしてしまい、裁判にかけられる男とか。
朝、自分が担当する教室に入ってきたとたん
「今朝夫にクソババアって言われた」と泣き出す小学校教師とか。
「クソババアって妻に言ってしまい、そしたら高慢ちきと妻に言われたんです」
と客に打ち明け「高慢ちきよりクソババアのほうがひどい」と
言われてしまう絨毯のセールスマンとか。
自分が大好きなロックバンドのボーカルと結婚する夢を見た、
みんなが祝福してくれてうれしかった、という女の子とか。


登場する人々には、つながりが(あまり)ない。
強いて言えば、夜、あるバーに集まる人たちが多いかな。
そのバー、ラストオーダーになるとバーテンのおじさんが
毎日こう言います。
「ラストオーダーだよ!また明日があるから。」


最初にも書きましたが、メインとなるストーリーとか
わかりやすいメッセージみたいなものは、ありません。
ちょっと不思議な映像を見たい人には、おすすめです。