今日の読書:『Story Seller』
小説新潮5月号別冊の『Story Seller』読了。
Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 雑誌
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本屋大賞受賞の伊坂幸太郎に『サクリファイス』で本屋大賞第2位を取った近藤史恵、
『図書館戦争』の有川浩、米澤穂信に佐藤友哉に道尾秀介に本田孝好って。
これだけでyomyom7号できたんちゃうか新潮社、というラインナップです。
一番面白かったのは・・・近藤史恵かな?
ここに収録されているのはあの『サクリファイス』の外伝だそうで。
『サクリファイス』ねー。
私の愛読サイト「なまもの」にて大矢博子さんが絶賛していたけど
大矢さんは自転車と野球の話になるとたぶん点が甘いからなー。なんて思っていました。
でも、これに収録されてる外伝は、これ単体でおもしろい。
ちなみに『サクリファイス』、うちの近所の古本屋では見かけないんですが
誰か売ってくれませんでしょうか。
米澤穂信もいいね。設定でちょっと恩田陸の『蒲公英草子』を思い出す。
これが「連作」の中にどう収まるのか、興味あります。
伊坂幸太郎、今回のはいまいちピンとこなかった。
もちろんいつも通り上質なんだけど、やっぱり「首折り男」ってのがダメなのかな。
有川浩は恋愛成分が高すぎて個人的にちょっと痒い。
この人の小説には「軍隊」入ってた方がいいな。
佐藤友哉はたぶんこれが初読だけどなかなかよいですね。
道尾秀介は『ソロモンの犬』に続いて2作目。なんか、雰囲気が判ってきた気がする。
本田孝好もこれが連作になっていくってこと?
本にまとまったら読んでみようかな。